「タイムリーパーまりな」うらすじ解説



Finalで「真相はExtraで明らかになるゾ」的な煽りを書いて、
Extraの投コメあたりで解説する予定だったが、
投コメで全然説明してなかったので書いた。
消化不良でおTNTNいらいらしてたおにいさま方ゆるして。


これは夢なのか現実なのか

ゲーム中で明確に回答が出ているわけではないが、
状況証拠から判断するに、ゲーム中の世界は「夢の世界」であると推測できる。
その根拠は以下の通り。

根拠1:日記を書いているまりな(Tabby)はゲーム内のことを「夢」と認識している
 ・真END後に増える日記
 
 ・Extraクリア後に増える日記
 
 日記の記述内容から察するに、記述者はゲーム世界を「夢」と認識している。
 また、ゲーム内のまりなに対する呼称が「私」(原文だと”I”または"me")
 になっていることから、まりなの内に存在する別の人格ではないかと推測できる。

 では、ゲーム内のまりなと日記の記述者、どちらが上位または主の人格なのか。
 これについては、日記の記述者はゲーム世界を「夢」と認識しているが、
 ゲーム内のまりなは外の世界や記述者の存在を認識できていないことから、
 日記の記述者の方が、ゲーム内まりなより認知力が上=主人格の可能性が高い様子。

 どちらもまりなでは分かりにくいため、
 以降、日記の記述者を「現まりな」、ゲーム内まりなを「夢まりな」と呼称する。

 現まりなは何らかの事故で片腕を失っていることは真ENDからも伺える。
 夢まりなは、事故で片腕を失う前の姿を保ってはいるが、
 外の世界に出ることはなく、8:30に目覚めて0:00に終了する世界をループしている。
 どうやら日記は現まりなと夢まりなを繋ぐ橋渡しの役目をしているようだ。

根拠2:怪異サイドにも「霊が視える」だけでは説明し切れない存在がいる
 特に顕著なのがこの二者。
 ・クソデカネズミ
  
 ・隣人
  
 両者を「ホラーゲームだからねえ...」と片付けてしまうのは簡単だが、
 現実には子供よりデカいネズミは居ないし、
 ましてや首が伸びるウーマンなど居るはずがないわけで、
 この世界が現実であると考えるよりは、夢の世界であると考えたほうが説明がつく。

根拠3:外の世界を認識していながら、外には出られない
 扉に内鍵がかかっているわけでもなく、
 また窓から隣人が覗いているので、外の世界のことは認識しているようだが、
 怪異てんこ盛りの屋敷にあって夢まりな自身外に出ようともしないし、出られない。
 コメントにある通り、ドーンハンマーで家ごと吹き飛ばすとか、
 家ごと焼き討ちするような過激な手段はさておき、
 現実の出来事なら、外に脱出するくらいはできても良さそうなもんである。 


どこまでが夢なのか

これもゲーム中で明確に回答が出ているわけではないが、
ゲーム内世界が夢の世界なのだとすれば、
Daddy殺しEND・Daddy救出END・家族惨殺END・家族救出END全てが
まりなの夢の中で行われていたことであり、
真ENDのみが現実世界の出来事だったのではないかと考えられる。

想定外の事態に対して家族のリアクションがやたらと薄いのは、
まりながそれらの反応を用意していなかった(または想像できなかった)から
ではなかろうか。

ただし、全てが夢で創り上げた架空の出来事というわけではなく、
一部の事象は現実であったことを反映しているようだ。


誰が見ている夢なのか

これら一連の事件を「夢」と認識しているのは、日記の記述者(=現まりな)のみなので、
現まりなが見ていた夢なのは明らかである。

真END後、Melodyの部屋に観葉植物くんが増えていたり、
新たな追跡者としてDolly改が増えていたりするのは、
まりなの行動・精神状態が影響しているためであると考えられる。
(観葉植物くんは全てを見ていなかった)


家族まとめ

ゲーム内世界を現まりなが見ていた夢と仮定した場合、
一家に何があったのかを推測してみた。

・Tabby(まりな)
 
現人格:
 プレイヤーが介入できないまりなの主人格。本名はTabitha(タバサ)。
 現実世界のDaddyを散弾銃で殺害したが、その際に片腕を失って昏睡状態になった。
 辛すぎる現実からの逃避と家族への想いから、夢世界と夢まりなを創造した。
 真ENDではプレイヤーの操作なしに人形遣いを叩き切ったので、
 そのあたりで夢と現の人格が統合された様子。
 片腕を失った原因は不明だが、
 斧で斬られたか散弾銃が暴発した可能性が考えられる。
夢人格:
 プレイヤーが操作可能。
 ループする世界を何度も死にながら必死こいて打開しようとする存在。
 現まりなの「現実を直視したくない、過去に戻りたい」という願望と、
 「現実を受け入れないといけない」という想いが組み合わさってできた人格だが、
 主導権を持っている期間が長かったせいか、
 真END後も度々夢で登場することになる。
 萌え袖なのは、現まりなが片腕を失ったという現実を直視したくないため。
 現まりなが眠りに入ると、夢まりなが活動し始めるらしいので、
 実質『秘封ナイトメアダイアリー』である。

・Melody(MZ姉貴)
 
現サイド:
 まりなの妹。v1.5 Melody編で主人公に昇格。
 (原文でまりなのことを「Big sister」と呼んでいる人物がいるため、妹で確定。)
 首吊り自殺を図ったが、どうやら一命を取りとめて昏睡状態にあるらしい。
 自殺の理由はまりな以外の家族を失ったことに絶望したのか、
 あるいはまりなと共謀してDaddyを殺害したが、
 後々良心の呵責に耐えかねたのかは不明。
夢サイド:
 現まりなが記憶の残滓から創り出した家族...だったが、
 v1.5で主人公になったことで、Melody側の視点が見られるようになった。
 厭世的かつ生に執着がないのは、
 ボーイフレンドのTobyをDaddyに殺害されたことと、
 それを発端にDaddyから虐待を受けるようになったため。
 実は本当の「見える子ちゃん」で、部屋の電気が消えているのはそのせい。
 (暗い方が見つけやすいらしい)
 ちなみに水恐怖症で、ピアノ演奏中に水をぶっかけると発狂する。

・Mommy(KNN姉貴)
 
現サイド:
 まりなの母。本名はLisa(リサ)。故人。
 髪の色から察するに、たぶんまりなは母親似。
 死因は刺殺で、その後バラされた模様。
 容疑者はTabby・Melody・Daddyの3人だが、
 3人共積極的に殺害する理由が見当たらないことと、
 Melody編で子育てのノイローゼからアルコール依存症に陥った様子が見られるため、
 おそらくは自殺か、あるいはDaddyが殺害したものと思われる。
夢サイド:
 現まりなが記憶の残滓から創り出した家族。
 飯を作って酒を飲む以外のルーチンがないのは、
 Mommyがそれほど姉妹と関わらなかったせいなのか、
 パパっ子だったまりなにそれ以外の記憶がなかったからなのかは不明。
 死者蘇生されなかった場合、解体されて冷蔵庫に詰められている姿が確認できる。

・Daddy(朗読兄貴)
 
現サイド:
 まりなの父。故人。
 死因はまりなによる射殺または斬殺。
 元々は家族想いの良きパパンであったようだが、
 MelodyとTobyの関係について、
 「大事なものを奪われたように感じた」と言及していることから、
 Tobyを監禁して殺害した後、特にMelodyに対して虐待を行っていた可能性が高い。
 家族を殺害しようとした理由は、虐待の果てか、
 あるいは一家心中しようとしたためか。
夢サイド:
 現まりなが記憶の残滓から創り出した家族。
 0時になると出現するボス的存在。
 斧が届かないため、倒す際は射殺することになるが、
 これは現実世界の殺害方法が反映された結果かもしれない。  

・ネコ(課長)
 
現サイド:
 一家のペット。生存するか否かはMelody編の行動で決まる。
 生存した場合は、その後ちゃっかりラストシーンに登場したりする。
夢サイド:
 現サイドに同じ。
 正直、夢サイドでのネコは単なるオマケか邪魔キャラ扱いである。かなしいなあ。

Toby
  
現サイド:
 Melodyのボーイフレンド。故人。
 死因はDaddyが監禁して悶絶少年したことによるものと思われる。
夢サイド:
 8:30時点で既に死んでいるため、通常のルートでは会話すらできないが、
 真ENDルートでのみ会話可能になる。
 Melody編で当人から「好きだよ」とのセリフを聞けるので、
 Melodyとはそれなりに深い仲であったようだ。
 Tabbyに対する態度から見て、Tabbyとの仲も悪くはなかった様子。

・Marty(ゆうま)
 
現サイド:
 まりなのペット兼友人的な何か。
 登場人物の行動に関わらず、夢現、両方の世界で健在であるため、
 もしかしたら事件後にできたペット的な何かなのかもしれない。
 まりなとの結び付きが強く、Melody編では一切登場しない。
夢サイド:
 現まりなが記憶の残滓から創り出した存在...かと思いきや、
 一緒に真ENDを迎えると、エンディングでも頭の上に乗っていたりするので、
 夢世界の喋るMartyくんの方が、仮初の存在である様子。
 まあゲーム的に言えば開発が用意した救済措置なんですけどね。
 頭に乗せると移動速度とスタミナの上限値が上がるが、意外とメンタルが弱く、
 家族を殺害したりすると次のループでは協力してくれなくなる。


怪異まとめ

ゲーム内世界を現まりなが見ていた夢と仮定した場合、
登場する怪異は一体何者なのかを推測してみた。

・悪霊(トイレの神様)
  
現サイド:
 まりな一家が越してきた家に取り憑いている悪霊的な何か。
 本当に悪霊が存在していたのか、
 それとも度重なる不幸を姉妹が悪霊に見立てたのかは不明。
夢サイド:
 現まりな自身の罪の意識や、現まりなが否定している・したい部分の具現化。
 いわゆる「影」(シャドウ)。
 
 現まりながしたこと、あるいはできなかったことを夢の世界で突きつけ、
 現まりなと夢まりなを苦しめ、いずれは主人格を壊し、取って代わるのが目的。
 現まりなは、家族の死と腕の喪失を否定したいがために夢の世界を創り上げたので、
 夢まりなが家族を殺すことで、現まりなに現実を突きつけることには協力するし、
 逆に夢まりなが家族の死を防いで、現まりなの望む世界にするのは阻止したがる。

 ちなみに、シャドウを否定するだけでは自己受容は進まないので、
 現まりなが現実を受け入れて前に進む覚悟を決めるために、
 皆殺しENDは必要な要素となっている。

人形遣い(朗読兄貴)
 
 現まりなの自己肯定の具現化。
 あるいは姉妹の無意識に住み着いた悪魔的な何か。
 夢世界を作り、傀儡の家族を操っている。
 「目が覚めて現実を知っても碌な事ないし、夢の中で家族と楽しく生きようよ」
 と唆し、まりなを夢の世界に留めるのが役割。
 Dollyを端末にして夢まりなを諦めさせたり、
 真ENDで腕を千切るように仕向けて現実を受け入れさせたり、
 何かといい仕事をする。
 また、真END後にもう一回真ENDを見ると、
 「いつか戻ってくると思ったよ、ボカァいつでもここにいるからね」的な事を言う。

 悪霊(シャドウ)とは世界が繋がっていないので、
 お互い積極的に助け合うつもりもない様子。
 というか、そもそもお互いの存在を認識しているのか不明。
 斧でカチ割られたのは、まりなが斧最強論者だったから?

・Dolly
 
 現まりなの記憶の残滓から創り出された存在。
 あるいは付喪神化して意思を持った怪異。
 まりなを夢の世界に留めて、外に出さないことが目的。
 エンディングの度に出てきては、「大人しくするアルヨもう...諦めるアル」
 などと煽ってくるので、一見すると黒幕に見えなくもないが、
 メリメリ言ってるクソ人形と比べると三下もいいとこである。(何だよKKY姉貴って)
 真ENDを迎えると、以降はエンディングでも上半身がどこかに消えてしまうが、
 もう一回真ENDを見ると、
 「まだ吹っ切れてないの?哀れだねえ」的な事を言われる。
 やはり煽り全一。

・Dolly改
 
 夢まりなに斧でカチ割られた恨みを晴らすため、移動能力と攻撃能力を得たDolly。
 高速移動能力を持っているため、振り切るのは至難の業だが、
 よく勝手にコケてはハサミが顔面に刺さって自爆している。
 Melody編でも同じ姿で登場するが、こちらでもコケて自爆する癖は直っていない。
 まりなの夢世界でDollyとDolly改が同時に存在することがあるのは、
 たぶんグリッチか恨みパワーによるものであろう。
 やはり人形の恨みというのは怖いメリねぇ。

・隣人
 
 現まりなの良心の具現化。いわゆる「超自我」。
 普段は窓から覗いているだけで、こちらからアクションをしないと何も話さないが、
 夢まりなが先に進むにあたって必要な助言をくれるあたり、
 「現実を受け入れて前に進まないといけない」とは思っているらしい。
 でも超自我なので、見てるだけという立場は変えるつもりがない様子。
 首を落とすと、次のループでは怒って助言をくれなくなる。 

・蛙の王(SWK様)
 
 真END後、まりなが現実を受け入れた後でのみ登場するボス。
 引越し先の家が田舎だったせいか、
 それとも入院している病院が田舎なせいかは知らないが、
 隣人(超自我)が「寝不足で困ってる」と言うあたり、本気で蛙がうるさいらしい。
 まあ慣れない環境だと雑音が気になるってことはあるし、多少はね?
 倒すと中の蛙と友達になる辺り、クソデカネズミと似たようなところがある。
 友達になる=克服するということなのだろうか。
 原文では「僕らはいい友達になれそうだね」とは言っているが、
 週のオナニーの回数までは聞いてこない。当たり前だよなあ?

・クソデカネズミ
 
 現まりなのトラウマの具現化その1。
 小さい頃にネズミにかじられて高熱を出したことがあるとかなんとかで、
 現まりなはネズミ恐怖症らしい。
 餌を与えて話せば分かってくれるあたり、ある程度は克服できている様子。
 v1.4以降では、11時を過ぎると寝るようになった。

・走るKBTITBBみたいな何か
 
 特に意味のある存在ではない。
 視界の端を横切った何か、なにか見えたような気がする、その程度の存在。
 夢ってなんかそういうよく分からないのがいたりするよね、という理解で十分。


結局なんだったのか

ストーリーを簡潔に説明するなら、
「辛い目に遭って現実を直視したくなかった少女が、
 逃避先の世界で現実を見直して、
 生きていく気力を取り戻す、自己受容のお話」
である。

怪異てんこ盛りなので一見するとホラーゲームのように見えるが、
早い話、やってることはアリス・イン・ナイトメアと一緒なのである。


じゃあ俺はSteamに、新しいリョナゲーを探しに、行くから...

「Shrouded in Sanity」登場人物紹介

注意

この記事には、、
「私はクトゥルフハンターじゃないぜ?」のネタバレが含まれています。


先に動画を見た方が...これ見た方がええんかな?
いや見なくてもいいかもしれへんわ、紹介すんのやめとくわ、確信がないわ。


舞台

1897年
ブリタニア☆神聖帝国(Angelic Empire of Britannia)
ドーセット州

ブリタニア☆神聖帝国」なんてイキった名前はついているが、
ぶっちゃけイギリスのこと。
1897年は、ヴィクトリア女王の在位60周年式典のあった年らしい。
ストーリーにもちょっとだけ絡んでる。
ドーセット州ってどこじゃい!というせっかちなホモのために説明するとこ↓こ↓。
(Wikipediaより)
ポケモン剣盾の地上絵とか、
ナウい♂息子で有名な、サーンアバスの巨人があるとこで有名。


登場人物

登場する派閥をざっくり分類すると、以下の通り。
派閥と言っても同じ目的のために協力しているorさせられているだけなので、
同じ派閥に属している人同士の関係はあまり良好ではなかったりする。
・女王派(Walthamサイド)
・簒奪者派(Guilfordサイド)
・教会派
・無所属


女王派

Veimar(♀)


読み方:ゔぇいまー、ゔぇいまーる
CV:UDK姉貴
解説:元はブリタニア女王Eleanor(エレノア)。
   兄のGuilfordに裏切られて殺され、墓に埋められた後、
   また掘り起こされて、異形として穢土転生させられた貧乏クジ引きまくりの人。
   Walthamに生死を握られており、逆らうとまた墓に逆戻りなので協力している。
   生前の記憶が無く、あまり喋らないため、パーソナリティは不明。
ほんへ:穢土転生じゃなくて異世界転生させられた、「イワナの森」の後のまりな。
    外なる神の落とし子に接触した上、力を一部取り込んでいるので、
    正気度が0になっても発狂しない設定。(オリジナルも同様)

Waltham(♂)


読み方:うぉるさむ
CV:KNN姉貴
解説:3代続く死の商人の3代目。金持ち。
   得意技は死霊術で死者蘇生から傭兵契約の強要。キュゥべえもびっくり。
   「アイツの近くにいるとやべー感じがする」(Paradin)とか
   「お得意様だけど、絶対にお近づきにはなりたくない」(Stranger)とか、
   味方からも好評!絶賛!人を人とも思わないガチクズ筆頭。
   ちなみにVeimarは人の名前ではなく、Waltham率いる私兵団の総称らしい。
ほんへ:オリジナルではヒントの欠片もくれないため、イラッ☆とさせられる奴だが、
    それだと話が進めにくいので、
    ストーリー進行役的な位置づけになってもらった。
    わりと正解だったと思う。KNN姉貴だいすき、ホントニアコガレテル。

Hunter(♂)


読み方:はんたー
CV:TNOK & TDN
解説:Walthamに金で雇われた異形ハンター。クソ長バレルのリボルバー使い。
   本来は二人でワンセットだが、屋敷にやってきた際に四騎士の襲撃に遭い、
   足止めを食らっている。片割れはゲーム開始時点でGuilfordに殺された。
   東方(おそらく日本)から来たらしい。
ほんへ:東方のハンター=Yakuza=暴力団員TNOK
    相棒は一番語録のストックが多かったのでTDN

Howard(♂)


読み方:はわーど
CV:RI姉貴
解説:おじいちゃんと一緒に屋敷にやってきたところ、事件に巻き込まれた坊っちゃん
   子供なので正気度チェックに対しての耐性が高い。
   おじいちゃんはGuilfordの政敵もしくは女王派だったものと思われる。
   後ろの異形に名前はないが、Howardが「She」と言っているので女性らしい。
ほんへ:お前よォーーーーーッ!
    ショタっつったらRIくんに決まってるじゃねえかァああ! 
    異形と化したSNNN姉貴におちんちんしゃぶられるRIくんの薄い本はよ


簒奪者派

Guilford(♂)


読み方:ぎるふぉーど
CV:MZ姉貴
解説:自分の娘を女王の座につけるために、妹を殺して埋めた人間の屑。全ての元凶。
   妹を殺して埋めた後、天災が続いたり娘が死んだりで
   心を病んでしまったらしい。
   娘を蘇らせて全てをリセットするために
   「母なるヨグ」(ヨグ・ソトース)を召喚した。
   いずれ「母なるヨグ」に精神を乗っ取られる予定。
ほんへ:Veimarの兄弟だったことと、たまたま素材が手に入ったことから、
    まりなーず姉妹のMZ姉貴でいっかーくらいのノリでMZ姉貴になった。
    シケボでポケモン使いのイメージが付いたが、だいたいあってるのでヨシ!

Noah(♂)


読み方:のあ
CV:AZS姉貴
解説:Guilfordの待医。
   外なる神との交信方法をGuilfordに教えたアホ。全ての元凶その2。
   Guilfordが本気で外なる神を召喚して
   世界を破壊するとは思ってなかったらしく、
   事が大きくなってから自分のしたことを悔い、Walthamに助けを求めた。
   書斎にも普通に異形が出現していたが、何故無事だったのだろうか。
   よく分からん。
ほんへ:Guilfordの待医ということは、Eleanorの事も知っていたはず。
    まりなとMZ姉貴を知っている存在となると、やはりここはAZS姉貴か。
    という流れで決定。天音ゆいりって今どうしてるんですかね(すっとぼけ)

四騎士

四騎士はWalthamおよびVeimarと敵対しているが、元は女王直属の特務部隊。
ほんへが始まる前から旧神関連の事件に首を突っ込んでいたらしい。
襲ってきたのも、Guilfordに「Veimarは女王の姿をした異形だ」と騙されていただけ。
見逃してやると後でごめんなさいしてくれる。

Len(♀)


読み方:れん
CV:RU姉貴
解説:四騎士の一番手。大鎌おっぱい。
   見た目は若い女性だが、実年齢は数百歳のババア。
   某17歳さん同様、時空が歪んでいるのかもしれない。
   なお名前は同じだが、虐待おじさんとは何の関係もない。
ほんへ:初代クッキー☆声優のうち、おっぱいと言えばRUさんということで採用。
    素材が多い分よく喋るが、
    イマイチパンチ力に欠けるキャラになってしまった。
    RUさんの喋りって抑揚がないから
    あんまり盛り上がらない...盛り上がらなくない?

Gray(♂)


読み方:ぐれい
CV:YMN姉貴
解説:四騎士の二番手。日本刀LOVE。
   よく自分の刀とお喋りしているせいで、
   周りから正気度のやべーやつと思われている。
   ボスの中ではパターンに入れやすいため、大概一番最初に倒されるボス。
   TheFinalGoodbyeだとずっとガードしてるだけなので、存在をよく忘れられる。
ほんへ:淫夢之一太刀とカービィのモノマネ、
    元がパワータイプのSIKだったこともあり、
    YMN姉貴を採用。寡黙なキャラから一転、四騎士で一番喋る存在に。
    コケるYMN姉貴BBを使えなかったことだけが心残り。

Hito(♂)


読み方:ひと
CV:HNS姉貴
解説:四騎士の三番手。騎士のくせに長距離戦が得意。
   騎士であり発明家。
   連射式リボルバーと大口径スナイパーライフルは自作らしい。
   その他にもツェッペリン飛行船を開発していたり、
   四騎士の中ではマルチタレントな人。
   スナイパーライフルは銃弾も特注品らしく、本職のStrangerに発注していた。
ほんへ:見た目的にHNS姉貴は合っていなかったが、
    空き枠がなかったので無理矢理採用。
    元々は敵対者の中でもまりな寄りの立ち位置を予定していたが、
    いざ作ってみたらとんでもない毒舌女になった。おそらく今シリーズのMVP。
    なまらうけるーwww

Saragat(♂)

読み方:さらがっと
CV:MGR姉貴
解説:四騎士の四番手。俺が3人分になるを地で行ける人。
   四番手ではあるが、
   その気になれば一人で残りの三人と戦える実力はあるらしい。
   教会によると「何か悪いものが取り憑いている」とのことだが、
   多重人格障害が高じて、多重影分身の術を会得してしまった超人。
   Skautfoldシリーズ2作目、『Usurper』では主人公に抜擢される。
ほんへ:多重影分身=魔理沙5人=東方クリスマス2015ということで、
    特に双子のイメージの強いめぐゆひコンビを主に採用。
    まりな同様、数合わせのためにATUD世界線から異世界転生させられた設定。


教会派

かつてブリタニアを救ったとされる、聖アンジェラスを信仰する教会

Priest(?)


読み方:ぷりーすと
CV:変態糞親父
解説:教会から派遣されて屋敷にやってきたものの、着いて早々四騎士の襲撃に遭う。
   周囲の人間が無残に殺されるのを目の当たりにし、精神に異常をきたしている。
   たぶんたまたま見逃されただけなんだろうけど、
   当人は聖アンジェラスのご加護と信じて疑わない。
   Veimarにも信仰を求めてくる。
ほんへ:精神に異常をきたしている=常人とは考え方がズレている=変態糞親父
    やべーやつ感だけは十分出せたと思ってる。

Paladin(♂)


読み方:ぱらでぃん
CV:ESK姉貴
解説:教会から護衛として屋敷にやってきたものの、着いて早々四騎士の襲撃に遭う。
   襲撃の際は率先して逃げ出したが、別に悪いとは思っていないもよう。
   ある意味正しい判断ではある。
   ダクソといい、聖騎士は大概役に立たないか闇落ちしてるのはなぜなのか。
ほんへ:剣士かつ他人を見捨てて逃げる情けない奴、という意味で
    ESK姉貴の妖夢ちゃんがぴったりだったのでそのまま採用。
    もうちょっと登場させてあげたかったが、絡みが少なくsan1以降出番なし。


無所属

所属が不明だったり、自ら望んで屋敷にいたり、派閥争いには興味のない奴ら

Harbinger(?)


読み方:はーびんじゃー
CV:NYN姉貴
解説:旧神の奉仕種族。その名の通り斥候または尖兵役。モノリスとも呼ばれる。
   「母なるヨグ」と共に流星として地球にやってきた。実はAIらしい。
   正気度10以下で屋敷の召喚塔最下層に行くことで戦闘できる。
   エネルギー球か、ノンディレクショナルレーザーしか発射しないので実は弱い。
ほんへ:ANNYI姉貴かNYN姉貴、どっちにしようか迷って、
    フレンドの兄ちゃんに「どっちだよ(威圧)」と聞いたら、
    「NYN姉貴が好きですね全部好きですね」と言われたので、
    北へ行った結果がこれ。

Stranger(♂)


読み方:すとれんじゃー
CV:Web姉貴
解説:Hitoくんも一目置く銃器のスペシャリスト。
   「アメリカにいた時にこんな霧を見た」と言っているあたり
   アメリカ人らしい。
   ParadinやHunterほど戦闘能力に優れているわけではなさそうなので、
   生存できたのは四騎士が見逃してくれたからなのか、
   あるいは運が良かっただけか。
ほんへ:アメリカ人=Web姉貴 or KFJ姉貴
    どっちにしようか迷ったが、
    KFJ姉貴の手持ち素材が少な過ぎたのでWeb姉貴。
    見た目的にはKFJ姉貴のほうが良かったんだけどね。

Butcher(♂)


読み方:ぶっちゃー
CV:るりまさん
解説:どことなくアサシン教団を彷彿とさせる衣装の人。
   おふとい大剣を獲物としているが、戦っている姿が見られないので強さは不明。
   教会派かと思いきや、
   教会を気にする様子がまったくないのでそうでもないらしい。
   イスの石3個で攻撃力を強化してくれるため、ゲーム中最もお世話になるNPC
ほんへ:クソデカ刀とエプロンっぽい衣装、刀の攻撃力を上げてくれる、
    若干イッちゃってる言動、そのへんから審神者るりま女史に決定。
    登場するだけで「出たわね。」とか言われるお覚悟のやべーやつ。
    完全に風評被害

Undertaker(♂)


読み方:あんだーていかー
CV:SZ姉貴
解説:埋葬人。Walthamに依頼されて、Veimarを掘り起こした人。
   チュートリアルのUndertakerと、教会裏にいるUndertakerは
   話し方から判断するに别人らしい。教会裏の方がスコットランド訛りがひどい。
   Veimarにとっては何の役にも立たないので、陰の薄い人。
ほんへ:完全に見た目だけでSZ姉貴を採用した。反省はしていない。
    WWEのジ・アンダーテイカーだいすき。


パグくん


開発の犬。


結局なんだったのか

Guilfordが自分の娘を女王の座につけようとして、当時の女王(妹)を殺害、墓に埋める

以降天災が続いたり、娘を事故で失ったりで、
Guilfordはこれが妹の呪いだと思い始める

毒を以て毒を制すの考えから、
Guilfordは外なる神との交信、および召喚に傾倒し始める
(資料によれば、それ以前にも、外なる神が度々地球に侵攻していたらしい)

Noahが外なる神の召喚方法を見つけ、Guilfordに伝える

自身の政敵や教会の人間を血祭りに上げ、Guilfordが外なる神の召喚に成功
母なるヨグとHarbingerが流星として地球に落ちる

地球に落ちた母なるヨグが、宇宙を彷徨っている奉仕種族満載のシタデルを呼び寄せる

このままでは地球が滅びると判断したNoahとWaltham、女王を異形として復活させる

復活した女王は、Harbingerを破壊し、Guilfordを母なるヨグごと殺害することに成功する
外なる神の侵攻は止まるも、シタデルを止める方法はなかった

ゲーム終了時点でシタデルが地球に到着する

異形として覚醒した女王は、自身と四騎士で外なる神討伐部隊を結成する

Saragatをシタデルに派遣

次回作『Usurpur』に続く



終わり!閉廷!以上!そいじゃ解散!

ECHO☆ストーリー解説

動画化しようと思って作り始めたら、案外動画映えしなかったので文章化した。
許しは乞わぬ。



実に9ヶ月とかクソ長い時間をかけて完走したエッコー☆シリーズですが、


最後まで見終わっても

    ?


(あっ、そっかぁ...)

ってなってる人がほとんどだと思います。
というわけで、奥さん!この解説やんか...

ストーリーが始まる前、プレイヤーの預かり知らぬところで何があったのかと、
ストーリー完結後、登場人物達はどうなるのか、できるだけ簡潔に説明していきます。
わりと投稿者の想像が混じっていることはご理解下さい。


ストーリーが始まる前に何があったのか

1.宇宙開拓時代

かなり未来の話。
人類は停滞フィールド技術と、AIによる自動航行技術を実現化し、
宇宙の各地へと散っていきました。
(Londonによると『Push Era』= 前進の時代と言われています)

停滞フィールドとAIの助けはあっても、光の速度を超えられなかった人類にとって、
恒星間航行は世紀単位での時間が必要な、壮大な旅であることは変わりませんでした。

人類が宇宙に分散すればするほど、通信網は分断されていき、
相互接触の機会は失われていくことになります。
人類が入植した星は、その殆どが独立し、星独自の文化が作られていきました。

また、宇宙に散った人類の中には、異星文明と接触したケースもありました。
異星人との直接接触こそなかったものの、『宮殿』のような異星文明の遺跡や、
そこに残された技術は、星独自の技術・文化を発展させる手助けとなっています。


En(主人公)の祖父は、失われた技術を復元することに成功した一人だったようです。
彼は、肉体をキューブに変換する技術を発見し、
人類の技術でそれを再現することに成功しました。
停滞フィールドでも肉体の老化を完全に止めることはできませんでしたが、
キューブ化によってそれが可能となることが判明します。
が、問題もありました。
キューブ化した肉体を元に戻すことができなかったのです。

オリジナルの技術が現存する場所は特定できたものの、
回収するには数世紀もの時間が必要となる上、
技術を持ち帰ることができるかどうかは全く分かりませんでした。

そこでEnの祖父は一計を案じました。
進化論に基づき、優れた存在をキューブ化によって後世に残す一方で、
オリジナルの技術を入手するための適任者を
遺伝子的に培養・育成しようとしたのです。
彼の立ち上げた企業(あるいは宗教団体)は『Resourceful』、
培養・育成施設は『Garden』と呼ばれ、
『Garden』では、優秀な存在を決めるための競争が行われるようになります。


2.EnとFoster

Enは祖父を第1世代とする第3世代のデザイナーチャイルドであり、
『Garden』の中でも特に優秀な存在でした。

いずれは『適任者』となることを期待された彼女でしたが、大きな問題がありました。
彼女は祖父の遺伝子を受け継ぎながらも、彼の理念に共感できなかった上、
自分の運命を大人しく受け入れるほど従順ではなかったのです。


彼女は6歳の時、『Garden』を脱走します。
この時は、『Garden』境界で待ち構えていた祖父によって連れ戻されますが、
今度は15歳の時に再度『Garden』を脱走し、
それから7年の間、『Resourceful』の手の及ばない場所で潜伏することになります。


もちろん、候補者はEn1人だけではありません。
彼女と並ぶ候補者の中に、Fosterがいました。
Enに比べると『Resourceful』に従順だった彼は、祖父の信頼を得て、
救助船のパイロットとして働くようになります。
(救助船というのは表向きで、Enの捜索と確保が真の目的だったようですが)
救助船のAI Londonとは、この時に親交を深めたようです。


一方、Enは7年の潜伏期間中、惑星外に逃げる方法を探していました。
人類同士の交流が希薄になった結果、惑星外の情報が得られなくなってしまったため、
仮に宇宙に逃れたとしても、行くあてがなかったのです。

そんなEnにとって、救助船とそのパイロットであるFosterは渡りに船の存在でした。
Fosterが自分を追っていることを知り、EnはあえてFosterに接触します。
FosterはEnを捕えることには成功したものの、その後はEnの方が一枚上手でした。

彼女は、他のデザイナーチャイルドがEnの祖父とその家系に手出しが出来ないこと、
そしてデザイナーチャイルドを潜在意識下で操る方法を知っていたのです。
Enの謀略により、2人は祖父の支配から逃れるため、協力することになります。

3.Fosterの選択

Fosterによって祖父の元に連行されたEnでしたが、
祖父は7年も行方をくらましたEnと、元の鞘に収まる気はありませんでした。
彼はEnを拘束し、キューブ化の実験のために利用しようとします。
(祖父とEnは遺伝子が近いため、自身のキューブ化のテストにEnを使うつもりでした)


元の計画ではFosterが祖父の気を引いているうちに、Enが祖父を射殺する手筈でしたが、
肝心のEnは捕えられ、キューブ変換装置に繋がれてしまいます。
Fosterは図らずも、Enを解放して『Resourceful』を敵に回すか、
祖父を助けてEnを見殺しにするかの二択を迫られました。


結局Fosterは、Enを解放し『Resourceful』を敵に回すことを選択しました。
主に以下の理由と考えられます。
 ・『Garden』のルールに従うならば、最初の接触時点でEnに敗北している
 ・祖父に手を上げることができず、状況を変えるにはEnを解放するしかなかった
いずれにせよ、FosterはEnを装置から解放し、その過程でEnは銃傷を負います。


Fosterはオリジナルの位置座標を記したライターをEnに託した上で、
『Resourceful』を食い止め、その後キューブ化されました。
オリジナルの位置座標と、キューブと化したFosterを託された事によって、
皮肉なことに、Enは逃げ続けてきた自らの宿命と、再び向き合うことになります。
他に行くあてもなく、また『宮殿』の攻略に適任であった彼女は、
Fosterを元に戻すために、『宮殿』を目指しました。
そしてEnが停滞フィールドから目覚めたところから、ストーリーが始まります。


ちなみにEnの祖父の生死はストーリー上では明らかにされていませんが、
死亡したか(Enによって射殺されたと思われる)、キューブ化されたか、
いずれにせよEnの後を追うことはできない状態にあるようです。



登場人物はこの後どうなるのか

1.En(とFoster)

ストーリーの最後で、EnはFosterを元に戻し、彼に後を託しました。

ここでEnの存在が完全に失われたかというと、そうでもないようです。

ストーリー内でも何度か言及されているとある言葉があります。
『The Flesh and the Soul shall enter the Palace through separate doors.
Only the Strong of mind and body will again reunite as whole.』
(肉体と魂はそれぞれの扉から宮殿に入り、強き精神と肉体のみが再び1つとなる)

この言葉の「The Flesh」と「The Soul」の持ち主は、
必ずしも同一人物である必要はないと考えられます。
要するに、Fosterが「The Flesh」、Enが「The Soul」でもいいわけです。

最後のシーンで目覚めたのはFosterでしたが、
そのシーンのどこにもキューブがないことを考えると、
見た目はFosterでも、その精神または魂はEnのそれであると考えられます。

男の肉体で女の魂を持った存在

即ちカマホモの誕生です。

彼(または彼女)は「限界から解き放たれた存在」として、
これから名を残すのかもしれません。

カマホモ IS GODです。

なんだこれは...たまげたなぁ...


2.London

回廊に入る前に通信が切れてそうになっていましたが、
彼自身に特に異常があったわけではないので、
遺跡脱出後は、Foster(とEn)と上手くやっていくことでしょう。

3.Enの祖父

今後話に絡んでくることは特にないと思われます。(適当)


これは夢なのか現実なのか

最後の回廊で、Enのスーツが唐突に服に変わったこと、
またキューブが暗転と同時に消えたこと、
回廊が中に入った人間の記憶を元に作られていることを考えると、
『宮殿』(または回廊)は、どちらかというと精神世界寄りに位置しているようです。


ではどのタイミングで精神世界に入ったのか?
敵としての『エコー』が、キューブ起動以降に登場していることや、
Fosterが目覚めた場所が、キューブ変換装置のあった場所に似ていることから考えても、
キューブの起動がトリガーになっていることは間違いないでしょう。
おそらくキューブを起動した時点でEnはキューブに取り込まれ、
キューブ内の世界は、Enの記憶を元に構築されたものと思われます。



最後に

レビュー
終わり!閉廷!以上!そいじゃ解散!